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「日本医師会雑誌」が口腔ケアを重要視!

「日本医師会雑誌」が口腔ケアを重要視!

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 「口腔ケアは歯科医療者がやるもの」とこれまでは考えられてきました。それが、日本医師会が発行する「日本医師会雑誌」第144巻第3号(本年6月刊行号)で、「特集 日常診療に必要な口腔ケアの知識」と、口腔ケアを重要視する、が掲載されて話題になっています。

 特集の目次には、小川郁先生の「巻頭言 日常診療における口腔ケアの意義」をはじめ、「座談会 口腔ケアの現状と問題点」「口腔内常在菌叢と健康」「咀噛と哄下のメカニズム」「口腔組織の加齢変化口腔ケアのための医科歯科医療連携」「口腔ケアのケアプランとアセスメント」「口腔ケアの実際」「摂食嚥下障害と口腔ケア」「糖尿病と口腔ケア」「動脈硬化性疾患と歯周病」「周術期管理と口腔ケア」「がん化学療法・放射線治療と口腔ケア」と書かれており、多角的な視点から口腔ケアについて検討されています。

 残念ながら会員でないと内容が確認できないのですが、医師会が口腔ケアについて特集を組んだということに注目が集まっています。

実は本年5月にも日本医師会は「元気なからだは日常の口腔ケアから」と題して、新聞紙上に意見広告を出しています。「日本人は口の中の健康意識が低いといわれています。歯周病は糖尿病や心筋梗塞の原因になることも。健康寿命を延ばすためにも、日常から口腔ケアを心がけて、口の中を清潔に保つようにしましょう」(同広告文章)と、口腔ケアを重要視しています。

 超高齢社会の現在、病院や診療所、あるいは在宅医療で、医師が日常診療を行っているときに、口腔管理がわるい患者さんが多いことに気づき、その気づきが口腔ケアの重要性を考えるきっかけとなり、こうした意見広告や医師会雑誌での特集につながっているのではないでしょうか。

 今後は、医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、ケア職の人たちといったさまざまな専門職が連携しながら、患者さんの口腔ケアを行っていく機会がさらに増えていくと思われます。介護口腔ケア推進士のみなさんがこうした“連携の輪”に加わって、患者さんである高齢者や障がい者の方の日常生活を支援する場面も増えていくことでしょう。